【camisimo】DSQUARED2（ディースクエアード）のデニム

camisimoのこと2021年9月26日

【camisimo】DSQUARED2（ディースクエアード）のデニム

オンライン担当の西出です。

姉妹店camisimoカミシモにて絶賛開催中のDSQUARED2（ディースクエアード）のポップアップフェア、今までのgujiグループにはないストレートなチャラさは一見の価値あり・・・な気がするナイスイベントです。

gujiは創業時からクラシコ＆モードなスタイルを標榜し、伝統的な仕立てとモダンなスタイルを追求したファクトリーブランドを中心にラインナップしていました。
数年前からスタートしたbalconeでは一歩踏み込んだコンテンポラリーなメゾンブランドもセレクトするようになり、スタイルとしてのカバー範囲はより広くなっています。

・・・が、DSQUARED2のテイストは今まで手を出してこなかった未踏の地。
モテとチャラさを隠すことなく全面に押し出した欲望うず巻く禁断の果実。
一度手にしてしまうとアンダーステートメントの世界には戻れない・・・かもしれない絶大なインパクトがあります。

今日はそんなDSQUARED2から、入門編といいますか「これ普通に穿けるやん」「思ってた感じと良い意味で違うな」なデニムをご紹介。

全てタイトストレートシルエットのSKATER JEAN。

DSQUARED2の中では最もスタンダードなシルエットで、イタリア的に言うと美脚感が最も感じられるタイプでしょうか。
前股上、後ろ股上が少し深めになっており、ヒップをしっかりカバーしながら腿から裾にかけてシュッとしたスリム感を楽しめるモデルです。

今回ご用意しているのは比較的加工が激しめのタイプですが、実はそんなに加工感の無いモデルもコレクションには存在します。
でも、そんなに人気はないそうです・・・。

購入される方の気持ちとしては、

「せっかくDSQUARED2を穿くんだから、DSQUARED2らしい加工やデザインが入っている方が良い」

という事だそう。
確かに、普通のワンウォッシュくらいですと、高い金額を出してわざわざDSQUARED2を買う必要もないのかな・・・と思ったりしますので、ある程度的を得ているのかな・・・と思います。
そもそもDSQUARED2を購入される方がシンプルなものを求めないかな・・・とも思いますし、こういったしっかり加工が施されたタイプが良いのでしょう。

ブラックのカツラギは普通やん・・・と思われたかもしれませんが、それはその通り普通です。
この生地感ではあまり激しい加工がありませんので、こちらでご用意です。

私的に一番DSQUARED2らしいな・・・と思うのがこちらのジップ付きのタイプ↓

バシバシです。

何故ボタンフライの横にジップが付いているのか・・・。
深く考える必要はありません。
ここにジップがあろうとなかろうと何の問題もありませんが、あることによって特別な何かが生まれています。
特別な何かとは何か？考える必要もありません。
ただジップが付いているだけです。
そこに機能美も合理性もありません。
無駄を楽しむという現代的且つ逆説的な哲学もないのでしょう。
でも、事実としてそこにジップがある。
つまり、あるためにあるんです。
あるためにあるということは、無いことが許されないのかもしれません。
デザインとして無いことが許されないもの、普通は絶対に必要な機能を備えたもののはず。
でも、このジップに不可欠な機能はない。
着脱はボタンフライで可能なので、無くても良いはず。
でも、ある。
つまり、理屈で考えてこのジップを無くすことはできない。
理由がなくある。
必要が無いのにある。
やはり、あるためにある。