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2016.08.31

RING JACKET × ring × PT01 ~奇跡のコラボレーション誕生秘話!?~

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RING JACKET × ring × PT01 ~奇跡のコラボレーション誕生秘話!?~

RING JACKET × ring × PT01
~奇跡のコラボレーション誕生秘話!?~

私共ringが掲げるREAL CLOTHINGに欠かす事のできないブランドRING JACKETさんが作る本物のジャケット。
そして、私共が掲げるPT01の取り扱い日本一!いや世界一!!という野望を抱き叶えるべくご協力頂いておりますPT01との奇跡のコラボレーションスーツがまさかほんまにできるとは思っていなかったと自分でも驚いていますが(汗)、実現したウラにはこんな秘話があります。

ブログでもお伝えしましたが、このコラボレーションの誕生のウラにはこの2人の『飲みニケーション』は欠かせませんでした。

本日はもちろんシラフです!

RING JACKET岩谷氏(以下、岩谷):本日は宜しくお願いします。
ring OSAKA 葭(以下、葭):よろピクピク、・・・宜しくお願いします。ふざけるのはなしで・・・(笑)。
岩谷:それだけ仲がいいという事で(笑)。
葭:そうですね(汗)。マジで行きましょう!

二人の付き合いは長いのですか?

岩谷:それがそんなに長くはないし、仲良くもないんです(爆)。

葭:いや、何でやねん!?(汗)
以前からの顔見知り程度で、特別な会話をするというよりは挨拶程度でした。ringが2012年の9月にオープンして以来、彼がたまにフラっとお店に寄って買い物をしてくれるという関係でした。

岩谷:そうそう。
それで某社のレセプションの時に会い、いっぺん飲みに行きましょうって俺が誘って。
葭:そうそう。その後、店に来てくれた時に無理矢理連絡先を聞かれて・・・。
岩谷:いや、何でやねん!(笑)
まあ、それからちょくちょく飲みに行くようになって色々と意見交換をしているというわけです。

葭:8:2で女の子の話してるけどね(笑)。
岩谷:いや9:1やろ(爆)。

まだまだ現役のお二人。

仲の良いのは分かりましたが長くなりそうなのでその辺りで。
まずは今回の経緯を詳しく教えて下さい。

岩谷:はい!!(キリッ)
葭:急にキリッとするやん(笑)。
僕たちは同い年という事や職場でのポジションもリンクするところがあり、会うたびに何かオモロイことできないかな~と熱く話していました。 僕が昨年から商品の仕入れに同行する機会が増えたので、何か商品的にオモロイことがしたいなと。そこで何かオモロイ商品やってへんの?と聞いたわけです。

岩谷:オモロイかどうかは分からんけど、ナポリにあるアットリーニやロンドンハウスのパンツを作っているファクトリーでパンツを生産しているという話になり。

葭:それってジャケットは自社製でパンツがナポリ製のスーツってこと?と聞いたら。

岩谷:いや、それはパンツだけで。 ・・・てゆーか、それやったらアッシー(葭)のとこで展開しているPT01でやったらええんちゃうの?

葭:・・・え!? てか、そんな事できんのかな?出来たらめちゃオモロイけど!となりまして。
岩谷:そうそう!それオモロイやん!!と。

葭:その気持ちの温度を伝えるべく、その場でPT01の営業担当の方にメールをしたら、面白いですね!色々問題はありそうですが・・・って意味深な返事が返ってきて(汗)。 一度社内で企画を練りますとなったわけです。

岩谷:夜中急に企画書の作るの手伝ってくれ!て言われたしね(汗)。
葭:いや、あの時はホンマに助かったわ!
岩谷:まあ、俺はすぐ寝てもうたけど・・・。
葭:その後は一人で夜な夜な企画書作り(笑)。翌日RING JACKETの敏腕営業マン笹本さんに内容話したら快く快諾して頂きまして。熱い想いが伝わったのではないかと勝手に思っています。

洋服の話になると熱くなります。

なるほど。ブログを読ませて頂きましたが、その後トントン拍子に進んで行ったと?

葭:そうですね、と言ったら皆さんに怒られてしまいそうですが、僕自身は笹本さんやPTの営業担当の方にお願いしますと言っただけで、その後は弊社社長がPT01の本国のディレクターさんが来日のタイミングで直接お願いをしたり、各々の営業ご担当者様にはかなりご無理を言ってしまってほんますいませんでしたというか、有難うございましたという感じです!
岩谷:それだけの人と時間を要したからにはメッチャええもんできたんちゃう?
葭:その通りです!!

熱を帯びていく洋服談義。

まずは、生地のピックアップですよね。

葭:はい。
企画書を作る段階でも話していましたが、せっかくなので洒落た生地を選びたいという話で。ただその洒落ているというところを突き詰めていくと難しくて、オンでも使えるくらいの落ち着きがあって、それでいてセパレートとしても使えるという魅力的な生地をピックアップしたいなということになり。
岩谷:そうなってくるとウィンドウペーンとかグレンチェック、ソリッドでもメランジ調がいいんちゃう?となり。
葭:
ただ、なかでもシックで落ち着いた色や柄の方がお客さんに喜んでもらえるのではないかという思いを踏まえてRING JACKETさんにお邪魔し生地をピックアップする事になりました。

 

BARBERAの上品で色気ある美しい艶感。そこで選んだのが、このウィンドウペーンですね。

葭:これは見た瞬間からビビッときて、ずっと手元に置いていました(笑)。 弊社姉妹店であるgujiの仕入れ担当者も同じタイミングで展示会に伺っていましたが、一緒に生地スワッチを見ていた時に、僕が思いを寄せたこの生地を見て右手が伸びかかった時には条件反射!?かの如くまだ本決まりでもない別注企画の為に、可愛い我が子を取られまいと必死で守ったのを覚えております(笑)
岩谷:(笑)でも、確かにこれはそれだけええ!て思える生地やわ!!
葭:せやろ!!(笑) 生地選びの前に笹本さんから傾向を教えて頂くなかで、シックなカラーコンビのトーンオントーンやシャドウチェックがよく出ているとおっしゃられて、まさに思っていたシックで落ち着いた色と柄やと思いましたし、これやったらお客さんにもご納得頂けるやろと確信しました!

シックなカラーのには、やはりチーフが映えます。なるほど。確かに素晴らしい生地ですね。
その生地でring・PT01のどういった型に落としこむかも考えどころですね。

葭:そうなんです。最初の段階では、ジャケットは2パッチの胸だけバルカポケットというジャケット単体でも使いやすいようにと話していましたが、バイヤーが東京のRING JACKETさんの展示会にお邪魔した際に269という新型モデルをオススメされて、ええやん!!となった次第です。
岩谷:269はややラペル幅が広くゴージ位置もやや低めに設定し、ナポリっぽい仕様にしています。それでいて、ウエストやアームホールは細く絞りRING JACKETが提案するネオ・モダン・ナポリスタイルに仕上がっています。
葭:そう、それでパッチポケットにしてしまうと、野暮ったくなってPT01のスリムなシルエットに合わないのでは?ということになりパッチポケットではなく玉縁ポケットにしたわけです。

程よいゆとり感が生む大人のリラックスシルエット。岩谷:ほんでPT01は?
葭:PT01はビジネス仕様に強いEVO FITにしました。 SUPER SLIM FITだと細すぎるので、腰回りと渡りにゆとりのあるEVO FITをチョイスしました。クラシカルテイストの回帰にも丁度良いかと。
岩谷:なるほど。EVO FITのゆとりがありながらもスリムでテーパードした感じが269にめっちゃマッチしてますね!

では、せっかくなのでお二人にスタイリングをご教授頂きたいのですが、まずはスーツとして合わせた時のVゾーンはいかがですか?

岩谷氏セレクト。岩谷:ネイビースーツに合わせるなら、ホワイトのドレスシャツにネイビーの小紋タイで清潔感のあるVゾーンに纏めてみました。

葭セレクト。葭:グレーのスーツに合わせるなら、ブラウンのネクタイでシックに合わせるのが◎。シャツはインパクトのある太いピッチのストライプですが、色味がライトグレーなので嫌味に見えないんです。

単体でも使えるという汎用性を考えた時のスタイリングはいかがでしょうか?

岩谷氏セレクト。岩谷:グレーのジャケットに合わせるなら、メリハリをつけてネイビーのコーデュロイパンツはいかがでしょうか?インナーにはホワイトニットを挿し色にし、シューズ・ベルトはダークブラウンスエードをチョイス。ウォーム感漂うスタイリングに纏めました。

葭セレクト。葭:ネイビーのパンツを単体使いした時のスタイリングです。ブルーからネイビーのグラデーションでモダンに合わせてみました。ジャケットはハウンドトゥース、パンツはウィンドウペーンと柄×柄なんですが、色味が落ち着いているので喧嘩せずにハマってくれるんです。

本日は、有難うございました。

今回は、非常にスムーズに実現した企画ではありますが、なかなか何度もできるかと言いますと、弱小チームの私どもにはまだまだ難しい所があります・・・。
しかしながら、また何か”オモロイ”企画を練って、お客様に”これは!!”と思っていただけるような事をしでかしたいなと思っておりますので、ぜひ暖かい目で気長にお待ち下さいね!