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2016.05.01

良いスーツありまっせ。~gujiが提案するRING JACKET別注スーツとは~

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良いスーツありまっせ。~gujiが提案するRING JACKET別注スーツとは~

2014年春夏シーズンから本格的にスタートした.RING JACKET×gujiの別注シリーズもワンシーズン、ツーシーズンと年を重ねるごとに完成度が上がっていき、おかげさまでリピート購入頂けるお客様も増えて参りました。
世のスーツ回帰の流れもあり、今後もよりスーツスタイルが重要になることは確実視されていますので、より良い物を取り揃えることが出来るよう兜の緒を、もといネクタイの結び目を引き締めて参りたいと思います。
ということで今回は、弊社サイト登場回数No.1を誇る?RING JACKETセールスディビジョンマネージャーの笹本氏を迎え、弊社代表田野とゆる~く語って頂く人気企画をお送りします。

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アグレッシブなスタイリングでファンが多い笹本氏


RING JACKETが今絶好調らしいですね。


敏腕セールスマネージャー笹本氏(以下、笹本):おかげさまで、何とかぼちぼち・・・というところですね。

弊社代表田野(以下、田野):最近めっちゃ忙しそうやん?インスタとか見てたらしょっちゅうアメリカとか香港とか海外に営業に行ってるし、韓国とか新しい取引先の開拓も順調みたいやんか。オリジナルのナポリ仕立てシリーズとかも作ってるし・・・。

笹本:それがまたよく出来てて最高に格好ええんよ・・・ってウチの話してていいんかな?まあ、それも含めてぼちぼちというところですわ。

田野:海外ではやっぱり日本の仕立てっていうところで人気があるんかな?

笹本:もともとイタリアの仕立てに追い付け追い越せでやってきてるから、厳密にいうと日本らしい仕立てっていう概念はそんなにないんやけど、良い意味でのイタリアらしさと日本らしさがミックスされてるところとちゃうかな。
やっぱり同じ真面目でもイタリアと日本は意味合いが違ってくるから、いいとこばっかり持ってきてる(笑)。このスーツなんかめちゃええでしょ?

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笹本氏絶賛のマネキンはベージュ×ブラウン×ブラック

田野:ええね、やっぱり。日本ではまだあんまり着てる人は見かけへんけど、コットンのスーツはパリッとしてて、凄い格好良いよね。色も今年っぽくて丁度良い。

笹本:今年はコロニアル調のカラーがトレンドになってるから、ビジネスではなかなか難しいけどこのくらいのベージュやったら大丈夫ちゃう?

田野:笹もっちゃんは今日白のスリーピーススーツにブラックのプリントタイっていう出で立ちで来るくらいやから何でもいけるって言うと思うけど、客観的に見てもこのベージュは大丈夫かな。ていうかそもそも大丈夫な物しか置いてないからね(汗)。

笹本:こっちはトレンドのブラウンか。やっぱFerlaは最高やな。って、シャツの合わせ新鮮やね。

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新鮮です。

田野:ええでしょ。今期から取り扱いを始めたイタリアのVANGHER(ヴァンガー)っていうシャツブランドで、ALESSANDRO GHERARDI(アレッサンドロゲラルディ)の別ラインなんやけど、すごい端正な面構えしてるんよね。ラウンドカラーも新鮮やし、ちょっとネクタイを細く結びたい気分やからピンホールカラーも良い感じ。


Vゾーンに関しては、後で別企画がありますので、詳しくはその時に語ってください・・・


笹本:なるほど、了解しました。カラーシャツもあるやん。ネイビーにブラックか。

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同級生っていいですね。

田野:salottoはパーティースタイルも提案してるから、ちょっとムーディーなドレスシャツも結構オーダーしてるんよね。白かサックスブルーっていうのがド定番やけど、最近カラーシャツが・・・っていってもネイビーとかブラウン、ブラックとかのダークなトーンがいい感じ。

笹本:ええねぇ。

 


ではそろそろ、今シーズンオーダーした別注スーツの生地についてお教え頂けますか?
先ずはLoroPianaのオルタネイトストライプからお願いします。


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LoroPiana:SUPER130’sウール100%

笹本:RING JACKETの中でもやっぱりLoroPianaは人気があって、実は売れてる生地No.1なんです。中でも通年着られる細番手の4シーズンズは人気が高いですね。日本製の生地や諸外国の生地と比べて色のトーンの組み方や配置の仕方が上手く、凄く雰囲気があります。
この生地なんかは華があってビジネスには最高じゃないでしょうか。ウチではCARLO BARBERAにも力を入れていますが、それが持ち味とはいえちょっとクセが強めですので、最高のビジネススーツだと思いますよ。

田野:艶っぽいブルーを探していたところ、この生地が目に入りました。細番手特有の光沢感と何と言ってもこの美しいブルーはLoroPianaならではですね。ビジネスをベースにしながらパーティーでも着ることが出来るスーツに仕上がっていると思います。


同じくLoroPianaのへリンボーンです。


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LoroPiana:SUPER130’sウール100%

笹本:こちらも同じくSUPER130’sの4シーズンズですね。グレイッシュなネイビーの色出しがさすがLoroといったところでしょうか。艶もあってタッチも抜群、通年着られる素晴らしい生地だと思います。

田野:このくらいのピッチのヘリンボーンは結構クラシック調に見えるんですが、この生地ですと凄くモダンに見えます。色ネイビーでもグレーでもない中間的な色と上品な艶感が凄くモダンな印象を抱かせますね。


こちらはCARLO BARBERAのちょっと変わり種のウインドーペーンですね。


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CARLO BARBERA:ウール80% モヘア20%

笹本:フレスコ調の強撚タッチが素晴らしく、これぞBARBERAというクオリティです。嘘の様なんですがシャリっとしているのにしなやかでソフトであり、風通しがよくシワの回復性も高いという日本の気候に適した素材です。強撚生地にしては珍しくほのかな光沢があるのもならではです。

田野:この生地は僕の肝入りオーダーなんで売れてくれないと困るんですが(汗)、昨今のエレガント嗜好とウインドーペーン回帰とをまとめて解決する素晴らしい生地だと思います。ビジネスに華やかさをもたらしますし、程良く落ち着いた印象もあります。よく見ると3色くらい使っているペーンの配色に痺れませんか!?


同じくCARLO BARBERAのマニアック素材です。


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CARLO BARBERA:ウール100%

笹本:ソラーロ系にもちょっと注目してまして、これは厳密にはソラーロというわけではないんですが、敢えてソラーロと言って・・・・いいでしょう!!ネイビーにブラウンやオレンジの糸が織り交ぜられていて、太陽の下で凄く映える生地になっていると思います。コットンではなくウールでやっているところがいかにもマニアックなBARBERAらしいところだと思いますし、会食にピッタリですね。

田野:色のニュアンスが素晴らしく、これぞBARBERAという生地だと思います。しなやかでトロみのあるタッチと上品な光沢感、なんともいえない色のムードと合わせて、是非エグゼクティブに着て頂きたいパワースーツです。


こちらはすごく良いタッチのコットンですね。


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RUGGERO ROSSI:コットン100%

笹本:この生地は実は今年しか生産出来ないことが決まっている生地でして、来年は見ることが出来ないある種幻の生地?です。あくまでも通常のコットンに比べというアテンション付きではありますが、通気性に優れ皺が入りにくいというコットンスーツの弱点を見事に改善した仕上がりです。
色もいいし、サプライヤーの都合で続けて生産出来ないことが凄く悔やまれるクオリティですね。

田野:夏のpittiでコットンスーツを着ている人を良く見かけるんですが、本当に粋で格好良いんです。確かに暑いのは暑いですし、コットンスーツより通気性の高いウールのほうが過ごしやすいということはわかっているんですが、どうしても着たくなってしまうのがイタリアにかぶれた者の宿命なのかもしれません。
お洒落は我慢といいますが、夏でもリネンシャツを着てタイドアップするというコーディネートは最早ファッションというより生き方・スタイルだと思いますので、すごく大事にしたいマインドです。


―最後に―


ということで、今回は前回と同じようにスーツの生地について語って頂きましたが、次回はVゾーンに フィーチャーしたいと思います。題して「旬のVゾーンコーディネートとは!?仁義なき同級生対決。」 をお送り致しますので、よろしければご期待くださいね。