『gujiの縁側』
極私的収集物6 ~18F/Wシーズン立ち上がり ニットベスト編~

甲子園では球児たちが白熱した試合を繰り広げている中、アパレル業界では既にカシミアのコートやムートンレザーなど、全く季節にマッチしていない商品を販売していまして・・・汗 gujiも多くのセレクトショップと同じく本格的な秋冬シーズンのスタート・・・に先駆けまして、8/18よりスタッフ一同衣替えを敢行、夏物着用禁止、秋服を着ましょう!!ということになっています。

ウェブ担当の私 西出はというと、この時期は「こんな暑いのにいつ着るねん」 → 「セールではもう買うものも買ったし、外に出かけても暑いし・・・、夏物見るのも完全に飽きたし冬服買おう」 → 「海外の高感度ショップは6月からウインドーはばっちり冬服を提案していて、ファッションが文化として浸透している国は違うなぁ」 → 「やっぱり重ね着や小物使いの自由度が高い秋冬がファッションの花形やな」 → 「気合入れて冬物買い過ぎて、季節の変わり目に着る服が無い 汗」 → 「こんな暑いのにいつ着るねん」というループに陥ってしまいます・・・。

バイイングに本格参戦して約一年、バイヤー岩佐から個人オーダー貧乏と言われても、やっぱり自分で着ていろいろ試して物の良し悪しを伝えたいという建前だったり、これ絶対いいと思うのに、gujiオーダーに乗せてほしいなぁと思いつつ落ちてしまったものを個人オーダーしたという悲しい結果だったり、姉妹店のring管轄なのに着てみたくてオーダーしてみたという見聞を広げると称したお買いものだったりを繰り返していまして、本当に今着られる秋物がない・・・と困っています 汗。

ちなみに現状購入したor購入が決まっているアイテムはニットベスト3着、ニット1着、ニットガウン1着、コート1着、ムートンベスト一着、靴一足・・・、特筆すべきはそのチョイスのバランスの悪さでして、ジャケット、パンツが全く足りておらず、それでいてコート(一張羅になる予定!!)とムートンベストに圧迫され予算も足らず、ここはひとつ秋素材のシャツジャケットあたりでお茶を濁しておくか・・・、はたまたzozoの前澤社長のように「お金は使った分だけ増えていく」という迷信を信じ、使い方次第やけどな・・・という誰もが思う真理をいったん封印し、前々から狙っているLARDINIのサルトリアラインを攻めるか・・・。

消費・浪費・投資という言葉の意味をかみしめる毎日です。

ということで、第6回目を迎え、何となく形になってきたこの“極私的収集物”シリーズ、18F/Wシーズン一発目は表題の通りニットベストです。

“ジレ”ではありません、ニュアンスを含め“ベスト”です。前が開くことがなく、裾はボックスタイプのリブ使い、シャツやカットソーの上から被って着る、あのベストです。

チルデンニットといえばその爽やかさから春をイメージすることが多いですが、gujiで今シーズンより取り扱っているFranca Perugia(フランカ ペルージャ)では、秋冬コレクションにのみ存在していました。チルデンニットとは愛称で、本来はテニスセーター、そもそもは英国発祥のクリケットセーターがルーツと言われています。

クリケットといえばその試合時間の長さからティータイムを挟むという優雅な一面をもっていて、別名“紳士のスポーツ”として上流階級中心に愛されているスポーツであり、大英帝国時代に海を渡り世界での競技人口がサッカーに次ぐ二位とか三位とか・・・といわれている世界的人気スポーツです。平均年俸も高く、実は日本のプロ野球選手よりも圧倒的にもらっているんです(凄)。私はもっぱら野球派ではありますが、膝の状態が許すのならば一度プレーしてみたいスポーツです。

とまぁそんな紳士的なイメージを持つチルデンニット、gujiでは長袖とベストタイプをご用意している中、私はベストタイプを2色購入。絶対的な定番のホワイトを外し、ブラウンとネイビーにしました。自他ともに認める?ブラウン愛好家であるためブラウンは必須、ネイビーはラインのコンビネーションに惹かれて購入しました。

英国的なフレーバーを軽やかに表現するに凄く良さそうなベストだと思います。

(合わせたアイテムはスーツがLARDINI、シャツがFinamoreのLUIGI、靴がBAUDOIN & LANGEです。)

Casely Hayford(ケイスリー ヘイフォード)のニットベストは、シンプルなミドルゲージクルータイプですが、ドロップショルダーでビッグシルエットになっているのが特徴です。

“ドロップショルダー殺し”といわれる肩幅を持つ私にはちょっと難しいかな・・・と思いましたが、どうしても着てみたくて個人オーダーです。ちなみにbalconeオーダー分のニットは今回は発色の良さをポイントに選んでいましたので、ベーシックなスタイルのロングスリーブでピンクとイエローがラインナップされています。

Casely Hayfordオフィシャルのルックではシャツとウールパンツでスタイリングされていました(モデルは細身!!)のでとりあえずシャツで合わせましたが、パンツは少しカジュアルにデニムにしました。今後はカットソーとかタートルとかを合わせて着ようかな・・・と思っています。

しなやかなタッチで上質さが一目でわかるFranca Perugiaとは対照的に、ちょっとざらつきがあってフィッシャーマンチックな糸を使用、英国らしいストイックさがありながら、デザイナーズブランドらしい繊細な雰囲気があるニットでして、(置き撮りではよくわからないと思いますが)こちらも凄く良い感じです。

(合わせたアイテムはシャツが先程と同じFinamoreのLUIGI、パンツがCellarDoor、靴がBAUDOIN & LANGE、眼鏡がPINEです。)

というスタートを切った今シーズン、どうやら月一くらいのポストになりそうなので、18F/Wは1月までカウントしてあと5回、このお買い物ペースですと余裕でクリアーできてしまいそうです・・・汗





過去記事です↓

『gujiの縁側』極私的収集物5 ~フランス&イタリアお土産編~

『gujiの縁側』極私的収集物4 ~レザーグッズ編~

『gujiの縁側』極私的収集物3 ~セットアップ編~

『gujiの縁側』極私的収集物2 ~パンツ編~

『gujiの縁側』極私的収集物1 ~眼鏡編~

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